シーカヤックの津波対策
10. 最後に
10.1 津波対策のまとめ
10.2 本サイトのまとめ
10.3 残課題
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カヤックで海に出る以上,津波から確実に生還する方法はありません。あるいは,直ちに上陸,高台避難出来る海岸の波打ち際でのみ遊ぶしかありません。絶対に死にたくなければ海に出るのは諦めるべきです。
それでも海に出たいのであれば,考え対策する努力を怠らないで下さい。必ずやっておくべきことは下記です。
- 避難に必要な情報の把握: 津波ハザードマップ,陸上避難場所とそこまでの経路,想定津波高さ・津波到達時間・津波流速,水深及び海上避難場所
- 装備の確認: スマホまたは携帯(満充電し,防水ケースに入れ,ランヤードでPFDに繋ぐ),スマホ用防災アプリ,セーフティライト,ホーンまたはホイッスル,非常食及び水
- 危険性が高いフィールドは避ける。具体的には,津波到達時間が短い,高台や津波避難ビル等の避難場所まで時間が掛かる,断崖や法面等により上陸場所が限られている,遠浅で海上にも避難場所が無い,地震発生確率が高い,予測津波高さが大きい。特に複数条件組み合わさると,逃げ場が無いことが分かると思います。
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- 津波,地震に関する基礎知識について整理した。
- 特に懸念されている地震について説明記載し,発生確率や想定される津波高さ,津波到達時間等の具体的な情報を通じて注意喚起を行った。
- 参考となる一般船舶の津波避難ガイドラインを通じて,シーカヤックの海上避難時の水深について検討を行った。
- 津波避難におけるリスク要因の洗い出しと対策案の提示を行った。
- 避難に備えて把握しておくべき情報と入手方法について記載した。
- 不慣れな土地での的確な避難を支援する方策として,オフライン地図アプリを使用した方法の提案を行った。
- オフライン地図アプリを使用した避難に有用なKMLファイル(津波避難ビル,等高線,等深線)を作成し,ダウンロードによる提供を開始した。
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残課題は下記の通り。
- 陸上避難or海上避難の判断基準策定(現状目処無し)。
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